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ものを作ろうと思ったとき
自分が決して手をくだせないもの。
それは時間の経過から生まれてくるもの、
偶然性の美しさ。
わざと水をとおして布をいたませても、
日に干してもたどりつかない
生活をくぐりぬけてきた美しさ。
に、たどり着けるようなものを作れたら。
人の生活の中にするりと入り込んでいけたら。
「あたらしい時」が一番いいのではなく
時間をくぐる事で美しくなっていくものを
作れたら、いいのに。
こんな文章をノートから発見。
おそらく2~3年前に書いたこの文章。
すっかり忘れていたけれど
自分の根幹にあるであろう事を
こんなにもはっきりと言葉にしていた自分に
少しびっくりする。
ちゃんとわかっているではないか!と。
作るものが、やる事が多いと
いろいろとあやふやになってしまいがちだけれど。
びしっと過去の自分につきつけられた。
なんとなく、をやめる
というのが最近のスローガン。
ゆるくていい。
でもなんとなくはやめよう。
by fumi-pocket
| 2013-02-28 20:25
| 作ってる